不登校〜苦しみを乗り越えて羽ばたいてほしい

まさかうちの子がどの親も思う我が子の不登校。進学校に入った息子が高校1年の秋から不登校になりました。1年半の自宅生活を経て通信制高校をこの春卒業。卒業までのこと今のことを綴っていきます。

不登校で留年 通信制高校転入への道のり〜2


スポンサーリンク

こんにちはみほこママです。

 

息子コウタは進学校に入学したのに、1年生の秋から不登校になり留年してしまいました。2回目の1年生は1度も通えないまま約1年半の自宅生活を経て通信制高校に転入。

 

f:id:mihokomama:20200327181343j:image

 

 

それまでの経緯を書いています。

 

mihokomama.hatenablog.com

 

 目次

 

 

資料請求した中から絞る 

 

通信制高校の資料請求をした中5校から3校に絞って見学に行くことにしました。学校選びはコウタは積極的ではなく私が中心になって決めました。

 

 

3校に絞った理由

 

A校→私立通信制高校

 

知り合いの息子さんが10数年前に卒業。全寮制の高校に通っていたが不登校になり転校。その後、A校に転入し大学も卒業し就職している。

 

 

B校→私立通信制高校

 

遠い親戚が通っている。私立全日制高校で不登校になり転校。元気に通っているとのこと。

 

C校→サポート校

通信制高校は県外にある。スクーリングは県外にある高校。コウタの同級生の兄と全日制で2回目の担任だった先生の姪っ子さんが卒業。その後、姪っ子さんは専門学校に進学後就職

 

知り合いが通っていたこともあり、この3校に絞ってネットで見学を予約しました。

 

 

学校を絞る時点で進学校に通っていたので通信制高校の中でも大学進学率が高いD校に通えればという思いもありましたが、段々と通学型にシフトするタイプだったので通うのは難しいだろうと諦めました。

 

学費が安いのは明らかに公立の通信制高校ですが公立の場合は必ず週に1回は行かなくてはいけない。レポート等のサポートが少ないので現状を見ると卒業は難しいだろうと最初の段階で除外しました。

 

いざ見学へ

 

本人が見学すると言って気持ちが変わらないうちにとネットで予約しました。3校とも同じ大きな駅の周辺です。1校を見学後、数日後に2校を見学に行きました。

 

 

見学に行った時に

元気に挨拶をしてくれる在校生達

 

 

この子たちも何か事情があって通信制高校に通っているのだろう。なのに、こんなに笑顔で挨拶してくれるなんて。コウタもこうなって欲しいとウルッときてしまいました。

 

 

各見学校では、学校の説明や学習方法を説明してくださり不安や不明な点を聞いてくださいました。

 

 

私からは

・卒業率

・同級生と同じ時期に卒業ができるか

・指定校推薦の枠などは利用できるのか

などを伺いました。

 

 

卒業率は、やはり私立の通信制サポートが手厚いので公立に比べるとかなり高いとのこと。ほとんどがきちんと卒業できるようでした。同級生と同じ時期に卒業できるかは残り1年では私立高校2校は無理。1年半かかると言われました。通信制高校は3月と9月に卒業できます。A校は指定校推薦の枠も可能。サポート校だけが本人の頑張り次第で来春の卒業は可能との答えでした。指定校推薦については2年在籍経過時に2年分の単位がないので難しいとのことでした。

 

サポート校の相談員の方は、頑張れば同級生と同じ時期に卒業ができる可能性があるのだから

最初から半年遅れるところよりも、来春の卒業を目指して、もしも浪人になってもその方がいいのではないですか?と提案されました。

 

この時に留学プログラムの話しもされて本人もなんとなく前向きな感じでした。不登校だったのに、まさか留学に興味を示すとはとびっくりしました。

 

結果この3校から同級生と同じ時期に卒業が可能とのことで、本人もそこに魅力を感じサポート校に転校することに決めました。

 

転校するには

・履歴書

・面接

・作文の提出

・受験料

が必要でした。

 

受験をするにあたり履歴書に写真を添付しなくてはならなくて、これまた一苦労でした。なかなか写真を撮りにいきません。作文も最初に予定した日までに書かなくて延ばして貰ったり一筋縄ではいきませんでした。1年半も経ったのに、転校さえもできないのかまだパワーがついてないのかとさえ思いました。

 

しかし、サポート校の方はそうしたことにも慣れているようで、とても柔軟に対応してくれました。結果は1度は予定変更をしましたが面接に行く事ができました。

 

面接は親子で行われコウタは緊張した様子でしたがはきはきと答えていました。私はどういう子になって欲しいですか?と聞かれたので、元気で他人に迷惑をかけなければそれだけです。と答えました。元気にさえなってくれれば

もう本当にそれだけです。

 

親子面接の後には、それぞれ別室に移りコウタは学校の説明をされ、保護者は今までの経緯を聞かれました。印象的だったのは自傷行為がないか薬を飲んでいないかと聞かれた事。中にはそういう生徒もいるのでしょう。現実を知ったような気がしました。

 

格通知 

 

数日後、無事合格通知が届き本人もホッとしたようでした。実際のところは面談に行った段階で在籍高校に転校したいと申し出て書類を書いてもらってくださいと言われていたので不合格といううことはないだろうと思っていました。

 

サポート校では在籍高校にお願いする書類と就学支援金の用紙が渡されました。サポート校は塾のような扱いなので減免はありませんが通信制高校の授業料(単位取得料)には就学支援金が適用されます。

 

サポート校ではこうしたお金の話も試算表で

してくださいました。

 

 

コウタの場合は

サポート校は1月4万円その他管理料

単位取得71単位分(1単位1万円)

県外スクーリング費用10万円

 

卒業が半年伸びればサポート校の料金とスクーリングにもう一度行かなければならないのでその分がプラスになってしまう感じです。

 

 

コウタの通学コースは

平日の日中通うコース。

 

このほか大学進学を目指すコース

個別指導コース

様々な資格が取れるコースなどがあり

途中からもは変更が可能とのことでした。

 

 

コウタの学費は通信制高校とサポート校の料金なので比較的高い方だったと思います。しかし、通学が少なくても卒業だけは必ず出来そうな学校であるという点もあって選びました。まずは高校卒業が目標でした。

 

 

学費については、B校などは普通の私立高校くらいの学費だったと思います。

 

 

思っていたよりも

 

全日制の高校に合格をした時の書類の用意や

提出はかなり大変でしたが、通信制高校への転校は書類などを用意するのも簡単でしたし、面談なども思うほどではありませんでした。こちらは初めてですが、受け入れてくれるサポート校や通信制高校の方にとっては日常なのです。

思っていたよりも敷居が低く、早く相談に行けば良かったと思いました。

 

もしも不登校などで、通信制高校へ転校を考えているのであれば子供が動こうと思った時に親がこういう方法があるよってすぐに手を差しのべてあげられるようにまずはネットで調べたり

資料請求をしておくといいと思います。

 

 

こうして長い長い自宅こもりを脱出して通信制高校への転校をまずはクリアしたのでした。不登校のパターンはそれぞれで、みんなが同じというわけにはいきません、我が家の場合です。どなたかの参考になると嬉しいです。